うつ病かも?と思ったときは

5月は心身の不調があらわれやすい季節です。
4月は新しい環境に適応しようと必死で過ごしていた方も、5月に入りホッとした瞬間、張り詰めていた糸が切れたように力が抜け、心や体の不調を感じることも少なくありません。こういった不調が長く続くときは注意が必要です。
五月病と精神疾患の違い
よく「五月病」と言われる軽いうつ状態は、誰でも一時的に経験することがあります。
一方でうつ病は、より深刻で継続的な症状をともなう精神疾患です。
単なる気分の落ち込みと、病気による心の不調は、早い段階では区別がつきにくいこともあります。
だからこそ、少しでも「いつもと違う」と感じたら、無理をせず医療機関や相談窓口に相談し、適切なサポートを受けることが大切です。
うつ病の初期サインとは?
次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。
- 悲しく憂うつな気分が一日中続く
- これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
- 食欲が減る、あるいは増す
- 眠れない、あるいは寝すぎる
- イライラする、怒りっぽくなる
- 疲れやすく、何もやる気になれない
- 自分に価値がないように思える
- 集中力がなくなる、物事が決断できない
- 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う
早めに医療機関や専門機関へ相談を
心の不調は、早めに対処することで回復しやすくなります。「こんなことで相談していいのかな?」と思う必要はありません。
医療機関への受診はもちろん、地域の保健所や保健センター、精神保健福祉センターなどで幅広く相談を受けつけています。どこに相談してよいのかわからないときに利用しましょう。
グループホームは「第二のわが家」
うつ病の方にとって、安心できる「居場所」があることはとても大切です。
仙台・名取・岩沼に複数の精神・知的障がい者向けグループホームを運営する「時のひかり」では、主に夜間に食事や日常生活のサポートを行っています。日中は就労などで外出していても、夜には帰る場所があるという安心感は心の安定につながります。もし生活の中で困ったことや悩みがあれば、世話人やサービス管理責任者、施設管理者がしっかりとサポートするので、安心して暮らすことができます。
また「時のひかり」では、うつ病だけでなく双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、パニック障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉スペクトラム症)などの学習障害を持つ方々も生活しています。一人ひとりに合ったサポートを提供し、安心して暮らせる環境を整えていますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。